深夜5時です。(そろそろ鳥のさえずりでも聞こえてきそう)
秋の夜長。明日は久しぶりの何にもない自分のためだけのお休み!やっほーい!のため、OAを終えて帰宅後、こんなド深夜(ほぼ朝か)にちびちびとワインを飲みながら更新です。
(BGMには久々にElasticaを聴いています。全然古くない音。ワインもすすむ。最高です)
夏を越えて秋。またかなりのお久しぶりになってしまいました。
お元気でしたか?
個人的にも色んな学びの多かった夏を終え、秋にも日々事件が巻き起こっています。
少しずつ振り返りながら、地道に更新していきます。
(今後タイムラグを感じる投稿も増えてくるかと思いますが、お気になさらぬよう)
あ、そうだ。今更ですが、フジロックでのレポートがビルボードさんのサイトに上がっています。
http://www.billboard-japan.com/special/detail/2424
私は、MGMTとKing Gnuのショートレポを書いています。よければチェックを。
それにしても、今年のフジロックでは非常に貴重な経験をさせていただきました。
現地からの3時間生放送。ゲストにも多数出演していただき。今考えてもかなり濃い体験でした。
(特にロンドン在住時に出会って一緒にお遊びで番組のようなものを作っていた津田くんと、帰国してフジロックの会場での番組でご一緒できたことは、何か不思議なストーリーを感じるようなできごとでもありましたし、自分自身の励みにもなりました)
DJを生業にしている以上、フジロックという日本最大級の音楽フェスでお仕事をすることは、非常に意味のあることです。一つの夢でもありました。それが叶ったこと。改めて感謝ばかりです。
また来年もできたらいいなぁ!
自分がいつまでも最新の音楽シーンに関わっていられる存在でありますよう、今後も精進してきたいと思います。
さて、そんな夏の話も追々記すとして。
まず近況としては、昨夜のサム・スミスの来日公演が素晴らしすぎて人生観が変わった件でしょうか。
昨夜のOAでも散々語らせていただきましたが、ちょっとびっくりするくらいいいライブでした。
歌声が美しすぎてただただ自然と涙が流れる、なんて経験は人生初でした。
(「Lay Me Down」で自分でもコントロールできないくらい涙が出たんだけど、あの感覚をもう一回味わいたくて音源で聴いてみるけど、全然ダメですね。あれは生音の生歌だったから起こった現象なんでしょうね)
サムちゃんは死ぬほど歌が上手なわけだけど、そんなことだけじゃない。
歌声に魂が宿るってことの体現。歌声って、こんなにも心をほぐしたり温めたり慰めたり癒したりするもんなんだなぁって思った。
ガガ様が評したように、それは天使の歌声以外の何物でもなかったです。
ゴージャスな演奏のバンドもコーラス隊も素晴らしく、演出も含め、芸術でしたね。
歌声だけじゃなく、その存在感が圧倒的。なんだろう、サムちゃんの目を見てると愛に溢れまくっていて、ハッピーオーラがすごい。それがこちらにまで伝染してくる。心から安心するというか、幸せな気分に染まってくる。何て言ってもしぐさも全部かわいいしね!(プリプリしたウォーキングなんて最高よ)
自身がゲイであること(もちろんそれは彼にとっての一端でしかなく、彼が彼であることの全てがアイデンティティだと思うのですが)を声高らかに宣言して、「そんな自分を誇りに思う!」って言い切ったのがあまりにカッコよかった。
その瞬間に、自分に誇りを持って心底自分を愛せている人は、他人にも、しかもたくさんの人に愛を与えることができるのだろう、ということを確信した。
私はあまりに自分に自信がなく、いつもできたことよりもできなかったことばかりを数えて、とにかく自己を卑下してばかりの人間なので、サムちゃんの強さとその生き方にガツーンとやられた感じでした。
例えば、朝早く起きるのなんて地獄だし、さらにキッチンに立ってちょっと素敵な朝食を作るなんて面倒くささの極みでしかないと思うけど、でもそれが大好きな人のためならやってあげたいと思う。頑張れると思う。でもじゃあなんでそれを自分のためにやってあげられないの?ってことかなって。
つまり、自分自身のことを、大切な誰かを思うように扱ってあげることかなと。
そこが私のスタートラインですね。
そしてそのうち、サムちゃんのように自分を丸ごと愛せて誇れる人になれればいいなと思う。
そうすれば、本当の意味で他人に愛を与えることができると思う。
この気づきは、大きい。昨夜のサム・スミスが教えてくれたことです。
余談ですが、サム・スミスの終演後に人ごみの中声をかけられたのは、ロンドンで一度だけ遊んだことのある女性でした。「わかりますか?ロンドンで会ったことがあるんですが」って。4年前の4月の話です。当時まだロンドンに住み始めたばかりで友人もいなかった私でしたが、ホームステイ先で一緒だったドイツ人(確か)の男の子(どうでもいいけど、めちゃくちゃ英語上手だったな。ドイツ人ってみんな英語すごい出来るよねー)に誘ってもらってその友人グループに混ぜてもらって出かけたことがありました。その時にいた唯一の日本人女性がその方だったんです。
すごいね。こうやって再会するんですね。面白いね。
今は京都にいらっしゃるそうで。彼女とどんなご縁があるのかわかりませんが、こういう偶然のように見える出会いにも何かしらの意味が隠れている場合があると感じるので、大事にしていこうと思います。
しかし思えば、音楽が繋いでくれたもの・こと・人ばかりです。
今回の彼女だって、サム・スミスがいなければ再会してなかったかも。
今や大事な親友となった人たちも、その出会いやきっかけを思い返してみれば音楽で繋がった人たちばかり!心から大好きだと思える人たちは、みんなその側に音楽がある人たちだな、と気づきました!
私にとって音楽は、日々を潤す何か、以上の大きな意味を持つものだと再確認。
ではこの辺りで。また!