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映画(ボヘミアンラプソディ・プーと大人になった僕)

· 映画

前回に引き続き、映画のお話です。

今回は、最近観た中から2作品を。

●まず、まもなく11/9から公開の「ボヘミアンラプソディ」

番組でもご紹介させていただきましたが、改めて。

この作品は声を大にしてオススメします!

多くの人が観るべき作品。音楽ファン、ロックファン、クイーンファンならずとも観て損はない、というか得しかない作品です。必ず心に響くものがあるはず。

(イントロダクション)

世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ。クイーンの現メンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮を手がけ、劇中の楽曲には主にフレディ自身の歌声を使用。「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」といった名曲誕生の瞬間や、20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」での圧巻のパフォーマンスといった音楽史に残る伝説の数々を再現するとともに、華やかな活躍の裏にあった知られざるストーリーを描き出していく。「ナイト ミュージアム」のラミ・マレックがフレディを熱演し、フレディの恋人メアリー・オースティンを「シング・ストリート 未来へのうた」のルーシー・ボーイントンが演じる。監督は「X-MEN」シリーズのブライアン・シンガー。

(ストーリー)

伝説のバンド「クイーン」のフレディ・マーキュリーの華やかな成功と波乱万丈の人生を描く。

(詳細は省略で)

(感想)

観終えた後も、しばし感動が止まりません。むしろ鑑賞から1週間以上たった今も、思い出すだけで胸にこみ上げるものがあります。それほど後引く感動を残してくれる作品。

今年1番の名作と言っても過言ではないと思う。

ブライアン・メイの言葉を借りれば、「家族や人間関係、希望に夢、悲しみや失望、そして最後には勝利と達成感が誰にでも共感できるような物語として描かれている」

まさに。音楽ファンでなくてもクイーンのファンでなくても、きっと心を打つ!と思うのは、そこです。ロックスターの物語でありバンドの物語であるのだけど、それはつまり人間の物語であり家族の物語なんですよ。

フレディがどんな苦悩を抱え、葛藤しながら生き抜いたか。そしてそんなフレディのそばにはどんな人たちがいて、支え、時に裏切り、愛してきたのか。痛いほどに描かれています。

もちろん音楽ファンも唸るシーンがたくさん。

名曲が生まれる瞬間のこと(どのメンバーがどういうタイミングであのリフを思いついたのか、あのアイデアはどこから来たのか、とか)も詳細に描かれています。

個人的にはフレディのセリフに散りばめられた金言の数々にいちいち震えました。

「聴いた人がこれは自分の歌だ!と思うものを作る」「歌詞はリスナーのものである」

「ジャンル分けなどできない クイーンだ」

「リスクを恐れるな」

「自分が何者かは自分が決める」

「俺はアリーナの最後列の人たち、入場できなかった人たち、シャイな人たちのために、常に歌って繋がっているんだ」

この人は徹底的に、弱者や孤独な人、部屋の隅で膝を抱えているような人たちに向けて歌っているんだ。なぜならフレディ自身がそうであるからなんだ!ということに深くうなずきましたね。

具体的には、そもそも役者さんが素晴らしい。4人が4人ともにクイーンのメンバー生き写しのようなそっくり具合。顔立ちから似ている。フレディのあの独特の歯並びもしっかり再現されているし、本人にしか見えなくなってきます。

そして映像の素晴らしさ。「X-MEN」シリーズの監督だったと後から知ったのですが、なるほど!アングルであるとか、フレームの切り取り方とか、いちいちドラマチック。素人でもわかるほどのクオリティーの高さです。それだけでも一つの「映像作品」として十分に見応えがあります。

最大の見どころは!

1985年の伝説のチャリティーコンサート「ライブエイド」でのパフォーマンスシーン。

かんっぺきに再現している。フレディやメンバーの演奏は、まるで本人が憑依したかのような魂のパフォーマンス。泣ける。ここはマジでかなり泣けます。私も両隣の席の女性たちもぐすんぐすん泣いていました。因みに、演奏だけでなく、ステージ上のアンプ、ペダル、灰皿、コーヒーカップに至るまで、忠実に再現されているそうです。

ウェンブリースタジアムで10万人が熱狂する様子もかなりリアリティあり。(あれってCG合成ですかね??全くそうは見えない。一体どういう技術なのかしら)

いやぁ、まずは観てください。本当に名作なので。人生観変わるかも。

もうこのトレイラーだけで鳥肌ものでしょ!

 

 

●現在公開中「プーと大人になった僕」

(イントロダクション)

A・A・ミルンによる名作児童文学をもとにしたディズニーの人気キャラクター「くまのプーさん」を、初めて実写映画化。大人になったクリストファー・ロビンが、プーと奇跡的な再会を果たしたことをきっかけに、忘れてしまっていた大切なものを思い出していく姿を描くファンタジードラマ。「スター・ウォーズ」シリーズのオビ=ワン・ケノービ役などで知られるユアン・マクレガーが大人になったクリストファー・ロビンを演じる。

(ストーリー)

かつて「100歳になっても、きみのことは絶対に忘れない」と約束を交わしてプーと別れた少年クリストファー・ロビン。月日が流れ大人になった彼は、愛する妻や娘とロンドンで暮らしながら、旅行カバン会社のウィンズロウ社で多忙な日々を送っていた。しかし、忙しすぎるゆえに家族との約束も守ることができず、思い悩んでいた彼の前に、かつての親友プーが現れ・・

(感想)

ぬくもりを感じる作品とはまさにこのことでしょう!とってもやわらかい質感の映像。プーや森の動物たちは、色あせたぬいぐるみ感がすごいです。正直かなりクタクタ感があります。(なんかもういよいよほつれて中から綿でも出てきそう・・)でもそこがとてもいい!だってプーは100エーカーの森でたくさん遊んで、クリストファーロビンに何度も抱きしめられたお友だちなんですからね!という解釈。というか、原作のレトロな色合いや優しいイメージを壊していなくて、非常に好感が持てます。

さらにイギリスの街も田舎も森もどこも風景が素敵。私のような英国ファンにはたまらない映像の連続ですね。

 クリストファー・ロビンとプーの会話は、会話になっていないようでしっかり会話になっていて、プーがとぼけた(ように見える)回答をするから一見コントのようで、実はとても深い答えなのであります!プーの言葉はどれもが名言。

ラストシーンのプーのセリフには号泣!

我々は忙しすぎです。急ぎすぎです。 もっと、何にもしないをしよう。と思った。

プーの名言集ほしい。そんでDVD出たら絶対買う!

疲れた時、迷った時、見たら確実に癒される作品。

手元に置いといて、お守り代わりにしたい。

 

この質感のプーのグッズ売ってないかなと、色々探してみたものの見つからず。

劇中のプー完全再現のぬいぐるみあったら、高くても買うわー。本当かわいい。癒し。

 

↓プーの会話にならない感、最高。

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